左:解体前。階段下の斜め天井に合わせた既存トイレ。便器・手すり・壁仕上げ・棚が残存。 右:解体後。壁・床の仕上げ材を撤去し、柱・間柱・排水管・給水管が確認できる状態に。
施工の経緯
トイレのリフォームに際し、既存の内装・設備を全撤去した上で次の施工者へ引き渡す工程が求められました。階段下という変形空間のため、通常の解体手順が通用しない現場です。設計者と事前に図面を確認し、解体の順序と養生計画を組み立てた上で着工しました。
施工工程
まず便器・タンク・手すりを取り外し、壁の仕上げ材(クロス・ボード)、床材(フローリング)の順に手壊しで撤去。斜め天井のため体勢が限られる箇所は、工具を変えながら丁寧に対応しました。排水管・給水管・躯体は次工程でそのまま使用するため、一切傷をつけずに解体しています。
廃材処理
撤去した内装材・設備類(便器・手すり・ボード・床材)は素材別に分別した上で、親会社である明翔産業が自社搬出・中継保管まで一貫対応。外部業者への委託なしに廃棄物の流れを管理し、廃棄物の90%リサイクルを目標とした処分を実施しています。解体から廃棄物処理までを一貫して完結させることで、施主・元請け担当者の管理負担を最小化しています。
本物件の解体ポイント
階段下のトイレは天井が斜めで、作業できる姿勢も限られます。狭い空間ほど、解体の順序と養生の丁寧さが仕上がりに直結する。1日でここまで整えられたのは、段取りの精度があってこそです。